試験の基本情報
一般選抜(前期・募集70名)の一次試験は次の構成です。
| 科目 | 配点 | 時間 | 形式 |
|---|---|---|---|
| 英語 | 100点 | 60分 | マーク中心・一部記述 |
| 数学 | 100点 | 60分 | マーク式 |
| 理科2科目 | 200点 | 120分 | マーク式 |
| 小論文 | 60点 | 60分 | 課題文型 |
一次判定は学科400点、二次判定は学科400点+小論文60点+面接40点の500点満点です。2025年度は正規合格124名・一次合格倍率約5.7倍(受験2,461名・一次合格432名)という、需要の厚い入試です。
合格最低点の推移(大学公式発表)
| 年度 | 一次(400点満点) | 二次(500点満点) |
|---|---|---|
| 2022年度 | 273.0点(68.3%) | 340.0点(68.0%) |
| 2023年度 | 240.0点(60.0%) | 312.0点(62.4%) |
| 2024年度 | 270.0点(67.5%) | 336.0点(67.2%) |
| 2025年度 | 261.0点(65.3%) | 326.0点(65.2%) |
| 2026年度 | 262.0点(65.5%) | 326.0点(65.2%) |
東京医科は合格最低点を大学が公式に発表している数少ない私立医学部の一つです。ボーダーは60〜68%の間を上下しており、これは問題の難易度が年度で変わることの表れ。形式変更のあった2023年度に60%まで落ち、直近は65%前後で安定しています。目標設定は7割——ボーダーがどちらに振れても耐えられるラインです。
出題の特徴 — 標準問題の「精度」を測る試験
大問4題の軸は、短文完成・語句整序といった知識問題と、長文読解です。長文の設問では同意語句の選択が毎年安定して問われ(例年6問程度)、内容真偽は選択肢の数が縮小し続けています——2019年度までの「24〜25個から6つ選ぶ」形式から、20択、12択から4つ、そして近年は6個程度へ。
語彙・文法ともに標準レベルで、テーマは英字新聞由来の時事・社会系が多く、医療系が出ない年もあります。つまり受験者の大半が「解ける」問題が並びます。差がつくのは知識の広さではなく、即答できる精度とスピード、そしてケアレスミスの少なさです。ただし他大学で見かけない独特の形式が多いため、過去問への習熟度がそのまま得点差になります。本番で「できた」という感触が得にくい試験としても知られており、手応えのなさに動揺しないことも実は重要な対策です。
形式は動いている — 直近の変遷
| 年度 | 変更・特徴 |
|---|---|
| 〜2022年度 | 大問5題(発音・アクセントあり)。2022年度に下線部和訳が登場 |
| 2023年度 | アクセント問題が廃止され現行の4題構成へ。この年ボーダーが60%まで低下 |
| 2024年度 | 長文の分量が大幅減、20〜30択の内容一致が消滅して易化 |
| 2025年度 | 読解量が約500語増えて計約1,700語に。下線部和訳あり |
| 2026年度 | 和訳(記述)が廃止され全問マークに(予備校速報による) |
2026年度の「全問マーク化」は現時点で単一の予備校速報に基づく情報のため、2027年度に記述が復活する可能性は残ります。和訳の練習を完全に切り捨てるのではなく、「減点されない答案を短時間で書く」最低限の型だけは保険として維持しておくことをおすすめします。なお、ウェブには「大問5題・アクセントあり・全問マーク」といった旧形式の解説が今も多数残っています。年度の明記がない記事は現行入試に合わない可能性が高いので注意してください。
時間配分と攻略の順序
60分の推奨配分は、知識問題(短文完成・整序)を15分以内で確実に片付け、長文に40分強を残す形です。
同意語句選択は、下線部の単語を知らなくても文脈からの推測+選択肢の品詞・プラスマイナスの語感で絞れるよう訓練しておくと安定します。和訳の記述は満点を狙う場所ではなく、構文の骨格(SVOC)を外さない「減点されない答案」を素早く書く場所と割り切るのが得策です。
時期別の対策プラン
夏まで(〜8月)|文法・語彙の即答力
短文完成・整序で問われる文法・語法・イディオムを「見た瞬間に手が動く」水準へ。標準語彙は同意語・言い換えを意識して覚えます。
秋(9〜11月)|標準長文の高速精読+和訳の型
標準レベルの長文を速く正確に読む演習へ。週1回は下線部和訳を実際に書き、構文の骨格を外さない答案づくりを固めます。
直前期(12月〜)|60分通し+ミスの棚卸し
過去問で60分の通し演習。間違えた問題は「知らなかった」か「ミスした」かを仕分けし、ミス由来の失点をゼロに近づけます。得点率65%の試験では、ミス1つの重みが違います。
東京医科対策に対応する英語カルテの教材
NEW READ 英文解釈/R4 NEW 超解説短文完成・整序の武器庫
例文86本・重要構文・頻出パターン・派生語。知識問題の出題範囲である文法・語法・構文を、例文ごと即答できる形でストックできます。派生語(語根)は同意語句選択の推測力にも直結します。
速読英語 REALシリーズ(REAL → #2 → α)標準長文の速読
平均137語→208語→356語の段階構成で、読解・語彙・文法・整序を1セットで訓練。東京医科の標準長文を40分で処理する速度の土台になります。
構文カルテ — 長文読解データベース言い換えの照合訓練
長文100題+内容一致100問。選択肢が本文のどの表現の言い換えかを確認しながら解けば、同意語句問題への対応力が鍛えられます。
すべての教材は、AIで作成した後に人の目で全問検証し、延べ300箇所以上を修正したものです。修正記録は品質・監査記録で全公開しています。
まずは無料の2教材で
レベルを体感してください
「構文カルテ Vol.3 — 長文読解ラボ」(長文10題)と「速読英語 REAL」(長文16題)は全機能を無料公開。
標準レベルの長文を読んで内容一致で確認する形式なので、現在地の測定にそのまま使えます。
※合格最低点は東京医科大学公式発表、配点・募集人員は公開情報、出題分析は複数の医学部専門予備校の公開分析(解答速報・年度別講評を含む)を横断照合して作成しました。出題形式は年度により変わります(2027年度は募集人員65名への削減・二次面接のMMI化が予告されています)。受験にあたっては必ず最新の募集要項・過去問をご確認ください。