試験の基本情報
一般選抜前期(募集約76名)の一次試験は次の構成です。
| 科目 | 配点 | 時間 | 形式 |
|---|---|---|---|
| 英語 | 300点 | 90分 | 記述・マーク併用 |
| 数学 | 300点 | 90分 | 記述・穴埋め |
| 理科2科目 | 400点 | 120分 | 記述・穴埋め |
学科1,000点満点で英語は300点。合格最低点は例年非公表ですが、予備校の推定では前期の合格ラインはおおむね60〜65%(一次通過ラインを6.5〜7割とする分析もあります)。2025年度は正規合格150名(正規合格倍率10.7倍)という水準の入試です。二次試験では小論文・面接が課されます。
※2024年度からは、英語外部試験(英検準1級等)のスコアを出願条件とする「グローバル特別選抜」(募集10名・一般前期と併願可)も新設されています。英語が武器の受験生は要項の確認を。
直近年度の出題実績 — 超長文と英作文はこう出た
| 年度 | 超長文のテーマ(語数目安) | 自由英作文の出題 |
|---|---|---|
| 2021年度 | 臓器提供への同意(約2,000語) | —(形式移行の初年度) |
| 2022年度 | オンライン・リーディングの利点と欠点(約2,000〜2,200語) | 筆者の主張を要約したうえで賛否と具体例を論述 |
| 2023年度 | インポスター症候群の心理学(約1,850語) | 症候群の具体例を挙げ、自分に役立てる方法を説明 |
| 2024年度 | 情報拡散の原則——なぜ物事は流行るのか | 口ひげブームを本文の原則(公開性・実用性)で説明 |
| 2025年度 | 医学の進歩と長寿化への疑問(約2,000語) | 筆者の長寿観への同意・非同意を論述 |
テーマは医療に限らず、心理学・情報社会論まで幅広く出ています。共通するのは、英作文が毎年「本文を正しく理解したことを前提に、自分の意見を接続させる」設計であること。長文と英作文は別々の対策ではなく、一続きの対策として訓練する必要があります。語数は分析元により100〜180語と幅がありますが、予備校の解答例の実測は106〜144語。120〜150語を書ける態勢にしておくと安心です。
形式面の最近の変化も押さえておきましょう。2024年度以降は「英語で説明する」記述が定着し、2025年度は「当てはまるものをすべて選べ」型の設問が4題出て時間を奪いました。また、大問の並び順(長文・英作文・知識問題)は年度によって入れ替わり、設問の順序が本文の出現順と一致しない年もあります。「例年通りの順番」を前提にせず、開始直後に全体を見渡して自分の解く順序を決める習慣をつけてください。
※ウェブ上には「長文3題・各30分」といった2020年度以前の旧形式の解説が今も残っています。現行の「超長文1本+知識問題+自由英作文」とは全く別の試験なので、年度の明記がない解説記事には注意してください。
出題の特徴 — A4判4ページの超長文「一本勝負」
大問は3題構成が続いています。核となる第1問の長文は、2021年度以降はA4判4ページに及ぶ相当な分量(約1,800〜2,000語)で、テーマは医療・科学から社会倫理・人文系まで幅広く出ます。
設問は二層構造です。マークパートは内容真偽・同意表現・語句補充・代名詞の指示内容など。記述パートは動詞の語形変化、下線部について日本語で説明、英語で説明といった「理解を書かせる」問題です。ここに、長文のテーマに関連した意見を述べる100〜150語程度の自由英作文が加わり、さらに発音・アクセント・語彙・正誤などの知識問題が独立した大問として出ます(知識問題は基本レベル中心で、ここは全問正解を狙う場所です)。
つまり1本の長文で、読解・和訳・要約力・作文までまとめて測定される設計です。難易度は「やや難」。語彙は標準〜やや高めですが、それ以上に「読めたことを日本語と英語で説明できるか」の壁が高い試験です。
時間配分と攻略の順序
90分の推奨配分は、知識問題を10分前後で先に片付け、超長文の読解+設問に55〜60分、自由英作文に15〜20分。
超長文は「全部読んでから解く」と時間が足りません。段落ごとに設問と往復しながら読み進め、記述問題は下線部の前後だけでなく段落の役割から答えを組み立てるのがセオリーです。自由英作文は長文の内容を踏まえる出題なので、読解の段階で「筆者の主張への賛否」を頭の隅でメモしながら読むと、書き出しで止まりません。
時期別の対策プラン
夏まで(〜8月)|精読の土台づくり
1文単位で構文(SVOC・修飾関係)を特定し、正確な和訳を書く訓練を毎日1〜2文。「なんとなく読める」と「訳が書ける」の差を夏のうちに埋めます。
秋(9〜11月)|1,000語超×記述添削
1,000語超の長文で「段落ごとに設問と往復する」読み方に移行し、日本語での内容説明を必ず書いて添削を受けます。自由英作文は週1本、序論→本論→結論の型で100語を15分で書く練習を。
直前期(12月〜)|90分の通し演習
過去問で90分の通し演習。知識問題→長文→英作文の順序と時間の上限を確定させ、記述の「書き切れなかった」をゼロにします。
日本医科対策に対応する英語カルテの教材
NEW READ 英文解釈/R4 NEW 超解説精読と記述の土台
例文86本・重要構文10型・頻出パターン7型・派生語。構文を特定して訳を組み立てる練習は、日医の和訳・内容説明記述の下地そのものです。派生語(語根)の知識は独立大問の語彙・語法問題にも効きます。
構文カルテ — 長文読解データベース根拠の言語化
長文100題+内容一致100問。選択肢を「本文のどの段落を根拠に切るか」まで言語化しながら解けば、記述問題の答案作成力に転化します。
医学部英語 語彙×長文プラクティス医系テーマへの備え
医系語彙470語・英文57本。医療系テーマの超長文が出た年への備えとして、語彙と背景知識を補強します。
すべての教材は、AIで作成した後に人の目で全問検証し、延べ300箇所以上を修正したものです。修正記録は品質・監査記録で全公開しています。
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レベルを体感してください
「構文カルテ Vol.3 — 長文読解ラボ」(長文10題)と「速読英語 REAL」(長文16題)は全機能を無料公開。
長文を読んで内容一致で確認する形式なので、日医の第1問マークパートに向けた現在地の測定に使えます。
※配点・時間・募集人員は大学公式・大手受験情報サイトの公開情報、出題実績・語数・合格ライン推定は複数の医学部専門予備校の公開分析(解答速報・年度別講評を含む)を横断照合して作成しました。分析元により数値に幅がある項目(長文の語数、英作文の語数目安など)は幅のまま記載しています。受験にあたっては必ず最新の募集要項・過去問をご確認ください。