University Analysis 10

聖マリアンナ医科大学の英語
傾向と対策

「実験を説明できるか」。読解の深さを記述で測る伝統の試験です。

3/90
長文2題+新形式1題
100
一次学科400点のうち
18.7
実質倍率(2025年度)
聖マリアンナ医科大学の英語は、90分・100点・大問3題。第1・2問が長文読解、第3問はポスターの空所に文脈に合うフレーズや文を入れる新形式です。この大学の伝統は、実験・研究・現象の内容を日本語で説明させる記述問題。選択肢の消去で乗り切る読み方では、この記述で止まります。時間は90分と余裕がある代わりに、実質倍率18.7倍(2025年度)の高倍率入試。記述の完成度が数点を分けます。

試験の基本情報

一般選抜(募集約75名)の一次試験は次の構成です。

科目配点時間
英語100点90分
数学100点90分
理科2科目200点150分

学科400点満点で、全科目に基準点(足切り)があり、1科目でも基準点未達なら合計点にかかわらず不合格になります。英語を捨て科目にする戦略は取れません。2025年度は正規合格75名と絞られており、実質倍率は算出方法により20倍前後〜35倍超と分析元で差がありますが、いずれにせよ正規を狙いに行くべき高倍率入試です。合格最低点は大学非公表で、予備校の推定合格ラインは70〜75%。時間に余裕がある試験なので、ボーダーは高めに出ます。

出題の特徴 — 実験・研究を「説明させる」伝統

長文のテーマは医系・科学系が中心で、設問の核になるのが実験・研究・現象の内容説明(日本語記述)です。「何を調べた実験で、何がわかったのか」「なぜその結果になるのか」を、本文の該当箇所を再構成して書かせる。この形式が長年の伝統で、近年は第1問での出題が続いています。

大問の内訳は、第1問が記述中心の長文(約800語目安。100字前後の日本語説明を含む。「指示がある場合以外は日本語で答えること」)、第2問がマーク式のみの長文(約550語目安。内容真偽・脱文挿入・文整序など)、そして第3問です。

「毎年変わる第3問」— 形式当てゲームに乗らない

年度第3問の形式
〜2024年度会話・状況に合う適文選択(2024年度はメール文の状況説明が追加)
2025年度短い英文の空所補充(読解型へ変更)
2026年度ポスター型(掲示物の5つの空所に文脈に合う語句・文を補充)

ご覧の通り、第3問は3年連続で形式が変わっています。来年も同じ形で出る保証はありません。ここで重要なのは、形式がどう変わっても問われているのは「文脈把握」で一貫していること。特定の形式に最適化するのではなく、初見の形式でも文脈から判断する基礎体力で備えるのが正解です。

時間配分と攻略の順序

90分・3題なので時間の絶対量には余裕があります。推奨は長文2題に各30〜35分(記述を書く時間を含む)、ポスター問題に15分、見直しに残りを回す形です。

記述は「本文のどの文とどの文を組み合わせて書くか」を先に決めてから書き始めると、答案が引き締まります。実験系の英文では、目的(purpose)→方法(method)→結果(result)→考察(conclusion)の4点セットで段落を整理しながら読むのが、そのまま記述の設計図になります。

時期別の対策プラン

夏まで(〜8月)|精読と「説明する」練習の開始

1文単位の構文把握に加え、読んだ段落を「日本語で2文に要約する」練習を日課に。説明記述の下地は要約力です。

秋(9〜11月)|実験系長文×記述添削

実験・研究系の長文で内容説明を実際に書き、添削を受けるサイクルへ。他大学(旧設医大や国公立)の類似記述問題も演習材料になります。

直前期(12月〜)|90分の通し演習+ポスター形式への慣れ

過去問で90分通し。ポスター型は過去問と共通テスト系の実用文書問題で形式慣れを作り、記述の時間配分を最終確定します。

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※配点・時間・募集人員・倍率等は直近の入試の公開情報に基づきます。語数・出題形式は過去の出題傾向の分析に基づく目安であり、年度により変わります。受験にあたっては必ず最新の募集要項・過去問をご確認ください。