試験の基本情報 — 2027年度からこう変わる
| 科目 | 〜2026年度 | 2027年度から |
|---|---|---|
| 英語 | 100点・60分 | 150点・90分 |
| 数学 | 100点・60分 | 100点・60分 |
| 理科2科目 | 200点・120分 | 150点・90分 |
| 一般選抜 募集人員 | 約72名 | 約50名(総合型選抜を新設) |
学科400点満点は変わりませんが、中身の比重が激変します。英語が得意な受験生にとって、この変更は全私立医学部の中で最大級の追い風です。逆に英語から逃げてきた受験生には、募集減とあわせて明確な逆風になります。学費引き下げ(総額約4,400万円へ・入学金の一部返還制度も導入)により志願者の回復・増加も見込まれ、易しくなる要素はありません。
合格最低点の推移(一次・400点満点)
| 年度 | 合格最低点 | 得点率 |
|---|---|---|
| 2022年度 | 185点 | 46.3% |
| 2023年度 | 195点 | 48.8% |
| 2024年度 | 211点 | 52.8% |
| 2025年度 | 203点 | 50.8% |
ボーダーは5割前後で推移してきました。ただしこの数字は学費値上げ(2021年)後の志願者急減期を含んでおり、志願者はすでに回復基調(2022年度681名→2025年度1,068名)。学費引き下げ後の2027年度は志願者増とボーダー上昇を織り込んで、55〜60%を目標に設計するのが安全です。
出題の特徴 — データと会話、実用系の読解(従来形式の分析)
※以下は2026年度までの形式(60分・100点・大問4題)の分析です。90分・150点への拡大後も読解の骨格は引き継がれる可能性が高いですが、分量増または新形式の追加が予想されます。過去問演習の際は「旧形式は60分だった」ことを踏まえて時間設定してください。
大問4題のうち、第1問が長文読解(約500語。英字新聞からの出典が多く、記述の和訳と英作文を含む)、第2問が脱文挿入(3問)、第3問がグラフ・図表絡みの語句補充、第4問が図表付き会話問題。文章だけを読ませる大学が多い中、データの読み取りと会話文が試験の骨格になっているのがこの大学の個性です。数字の推移や比較を英語で正確に追う練習をしてきたかどうかが、そのまま差になります。
記述は和訳と30語程度のテーマ型英作文。和訳は構文の難度より「読み手にすっと伝わる日本語」が評価軸で、直訳調の答案は伸びません。30語の英作文は、1文目で結論、2〜3文目で理由という最小構成を型にしておけば安定します。
時間配分と攻略の順序
60分・4題なので、1題あたり15分弱。推奨は、脱文挿入と語句補充系を各10〜12分で処理し、会話文と記述(和訳・英作文)に残りを厚めに配分する形です。
グラフ・図表問題は、本文より先に図表のタイトル・軸・単位を10秒で確認してから読み始めると、照合が一度で済みます。30語英作文は当日考えず、仕込んだ型に流し込むだけの状態にしておくのが理想です。
時期別の対策プラン
夏まで(〜8月)|基礎読解と「伝わる訳文」の練習
標準レベルの精読に加え、訳した日本語を声に出して「伝わるか」を確認する習慣を。図表を含む英文(共通テスト系)にも早めに触れておきます。
秋(9〜11月)|図表・会話形式への最適化+英作文の型
グラフ・会話文形式の演習を型として練習。30語英作文は週2本、10分以内で書く練習を積みます。
直前期(12月〜)|60分の通し演習
過去問で60分通し。形式ごとの所要時間を確定し、記述の時間を死守する運用を固めます。
東京女子医科対策に対応する英語カルテの教材
速読英語 REALシリーズ(REAL → #2 → α)実用系読解の土台
平均137語→208語→356語。読解・語彙・文法・整序の1セット構成で、60分4題を回す処理速度の土台を作ります。
NEW READ 英文解釈/R4 NEW 超解説伝わる和訳と英作文の型
例文86本・重要構文。構文を正確に取ったうえで自然な日本語に置き換える練習が、「伝わる訳文」の評価軸に直結します。例文の貯金は30語英作文の型にもなります。
構文カルテ — 長文読解データベース脱文挿入への感覚
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※2027年度からの変更点(英語150点・90分、募集約50名、総合型新設、学費引き下げ)は2026年6月の公表情報に基づきます。合格最低点は大学公表の入学者最低点ベース、出題分析は複数の医学部専門予備校の公開分析を横断照合して作成しました。新形式の詳細は今後の募集要項の発表で確定します。受験にあたっては必ず最新の募集要項・過去問をご確認ください。