試験の基本情報
一般選抜(募集105名。ほかに共通テスト利用選抜15名)の一次試験は次の構成です(2026年度)。
| 科目 | 配点 | 時間 |
|---|---|---|
| 英語 | 200点 | 80分 |
| 数学 | 200点 | 80分 |
| 理科2科目 | 200点 | 120分 |
| 小論文 | 段階評価 | — |
学科600点満点で英語は3分の1。二次試験は面接(段階評価)です。
2025年度に配点が変わった — 英語の比重は36%→33%へ
2024年度までは英語200点・数学150点・理科200点の550点満点で、英語が唯一の200点科目=最重点科目でした。2025年度から数学が200点に増えて600点満点となり、英数理が均等に。英語の比重は36%から33%に下がりましたが、200点という絶対量は変わらず、依然として最大級の得点源です。ウェブには旧配点(数学150点・550点満点)のまま更新されていない解説サイトが残っているので注意してください。
合格最低点は例年非公表で、公表されるのは合格者平均です。2024年度は平均得点率69.0%(550点満点)、2025年度は正規合格者平均65.3%(600点満点)。実質倍率は2025年度でおおむね7.4〜9.3倍(合格者を正規のみで数えるか繰上げ込みで数えるかで分析元により差があります。志願倍率は27.4倍)。今年度(2026年度)の志願者は2,802人にのぼる、私立医学部でも競争の厳しい入試です。
出題の特徴 — 前半は「知識の即答力」、後半は「医系長文」
大問5題の構成は2017年度以降ずっと固定で、直近まで変更がありません。内訳と問数の目安は次の通りです。
| 大問 | 形式 | 問数の目安 |
|---|---|---|
| 第1問 | 四択(語彙・語法・文法) | 約10問 |
| 第2問 | 語句整序 | 約5問 |
| 第3問 | 長文中の誤り指摘 | 5問 |
| 第4問 | 長文読解(空所補充中心) | 12〜13問 |
| 第5問 | 長文読解(内容一致・段落挿入) | 11〜13問 |
合計約43〜46問を80分で処理する計算です。第5問の内容一致では選択肢が8個並ぶ設問が出た年もあり、照合の作業量は見た目の問数以上になります。
長文は1題あたり700〜900語。テーマは遺伝・免疫・感染症・環境科学などアカデミックな医系・理系トピックが中心で、難易度は私立医学部の中でも「やや難」。内容真偽の選択肢は本文との丁寧な照合を要求するため、速く読んだうえで正確に照らす二段構えが必要です。
なお「医学英語教育の大学」という看板は入試の演出ではありません。大学公式サイトには1年次から3年次前半まで大多数の科目を英語で授業することが明記されており、入学後に英語で医学を学べるかを入試段階で測る、という設計思想が長文のテーマ選定にも表れています。
受験生がつまずくポイント
第一に、第3問の誤り指摘。文法知識だけでは切れず、文脈から誤りを判断させる箇所が混ざるため、複数の予備校が「この試験最大の難所」に挙げます。ここで粘りすぎて長文の時間を失うのが典型的な失敗パターンです。
第二に、整序の完答の難しさ。熟語・構文の知識に加えて整序形式そのものへの慣れが要ります。日本語訳に頼りすぎると誤答に誘導される作りで、「和訳から考える」癖のある受験生ほど落とします。
第三に、語彙のレベル。第1問の語彙も長文中の語彙も高めで、一般的な単語帳だけでは足りないと指摘されています。文脈から推測する力と医系語彙の貯金、両方が必要です。
時間配分と攻略の順序
推奨配分は、前半の知識問題を10〜15分で切り上げ、長文1題に20分弱を確保する形です。
この試験の怖さは、前半が「解ける」問題であることです。解けるからこそ丁寧にやりすぎて時間を失い、配点の重い長文が読み切れなくなる。文法・語彙は「思い出す」のではなく「見た瞬間に手が動く」水準まで仕上げておくことが、そのまま長文の持ち時間になります。
パラグラフ挿入・並べ替えは、各段落の第1文(トピックセンテンス)と論理マーカー(However / Therefore / In addition)だけで骨格をつかむ練習が有効です。
時期別の対策プラン
夏まで(〜8月)|前半対策の完成+背景知識の仕込み
共通テストレベルの文法・語彙・イディオムを「即答」水準に。並行して医系語彙と背景知識(遺伝・免疫・感染症の基本概念)を日本語の知識ごと仕込みます。背景を知っているテーマの長文は、それだけで1〜2分速く読めます。
秋(9〜11月)|700〜900語を20分で
医系長文を20分で1題(読解+設問)処理する訓練へ移行。パラグラフ整序は、長文の段落順を自分でシャッフルして復元する自作練習が効きます。
直前期(12月〜)|80分の通し演習
過去問で80分の通し演習。「前半15分」の上限を決めて時間を計り、超えたら未練なく長文へ進む判断を体に入れます。
国際医療福祉対策に対応する英語カルテの教材
医学部英語 語彙×長文プラクティス医系語彙×背景知識
19セクション・英文57本・医系語彙470語・確認テスト152問。この大学のための教材といっていい構成です。遺伝・免疫・感染症といった頻出テーマの語彙を、単語帳ではなく英文の中で習得できるため、語彙と背景知識を同時に貯金できます。
NEW READ 英文解釈/R4 NEW 超解説前半の即答力
例文86本・重要構文・派生語。前半の知識問題を「即答」水準に引き上げる文法・構文固めに。派生語(語根)の知識は空所補充の語彙問題にも直結します。
速読英語 REALシリーズ(REAL → #2 → α)読速の助走
平均137語→208語→356語と段階的に長文処理速度を上げる構成。秋の「700〜900語を20分で」に向けた助走になります。
構文カルテ — 長文読解データベース内容真偽
長文100題+内容一致100問。内容真偽の照合訓練を、テーマ別検索で医療・科学系に絞って積めます。
すべての教材は、AIで作成した後に人の目で全問検証し、延べ300箇所以上を修正したものです。修正記録は品質・監査記録で全公開しています。
まずは無料の2教材で
レベルを体感してください
「構文カルテ Vol.3 — 長文読解ラボ」(長文10題)と「速読英語 REAL」(長文16題)は全機能を無料公開。
医系テーマの英文を読んで内容一致で確認する形式なので、現在地の測定にそのまま使えます。
※配点・募集人員は大学公式・大手受験情報サイトの公開情報、合格者平均得点率・倍率・出題分析は複数の医学部専門予備校の公開データを横断照合して作成しました。分析元により数値に幅がある項目(倍率の算出方法、長文の語数・題数の数え方など)は幅のまま記載しています。受験にあたっては必ず最新の募集要項・過去問をご確認ください。