試験の基本情報
一般選抜前期(募集52名・栃木県地域枠5名、新潟県地域枠2名を含む)の一次試験は次の構成です。
| 科目 | 配点 | 時間 | 形式 |
|---|---|---|---|
| 英語 | 100点 | 60分 | マーク式 |
| 数学 | 100点 | 60分 | マーク式 |
| 理科2科目 | 200点 | 120分 | マーク式 |
2025年度は志願者3,415名に対し一次合格500名で一次倍率6.4倍。そして2026年度は志願者が5,346名へ急増(前年比約1.6倍)し、一次通過率は約1割という激戦になりました。一次の得点は標準偏差を用いて標準化されるのが特徴で、科目間の難易度差が調整されます。素点ではなく「受験者集団の中の位置」で評価される、と覚えておいてください。
考察 — なぜ獨協の英語は「良問」なのか
獨協の英語は、指導者の間で問題の質に定評があります。その理由は構造的に説明できます。
第一に、「時間が無制限なら解けてほしい問題」だけで出来ていること。奇問・悪問・重箱の隅で差をつけるのではなく、標準良問を大量に並べ、厳しい時間制約で差をつける。つまりこの試験が測っているのは知識の珍しさではなく、英語の処理体力そのものです。だから対策がそのまま実力になります。
第二に、消去法が効きにくい設問設計。脱文挿入は「選択肢が余る」形式で、段落の論理展開を本当に追った者しか確信を持って解けません。文法四択も、選択肢を最後まで読まないと引っかかる作りが多く、テクニックの通用度が低い。正面から読んだ者が勝つ設計です。
第三に、テーマ選定の教養性。文学者の生涯、心理学、共感といった、医学に閉じない題材が選ばれます。受験勉強がそのまま「社会に出て読む英語」につながる出題で、偏差値帯に対して問題の要求水準が明らかに高い——入試問題が大学の看板より上等な、私立医学部では稀有な例だと当サイトは評価しています。過去問演習は単なる形式慣れではなく、英語力そのものの仕上げとして価値があります。
出題の特徴 — 分量そのものが選抜装置
大問4題の構成は、第1・2問が長文パート、第3・4問が文法パート。2023年度に文整序が廃止され、整序問題も10題から5題に減るなど、近年は分量がわずかに調整されていますが、それでも60分で20ページ超という物量の本質は変わっていません。
この試験が測っているのは、読解力そのものより「限られた時間で得点を最大化する行動」です。全問触ることに固執せず、文法パートを高速で確実に回収し、長文は設問から逆算して必要な箇所だけ精読する。捨てる勇気を含めた運用が、そのまま得点になります。
時間配分と攻略の順序
定石は第3・4問(文法)→第1・2問(長文)の順。文法パートを15分前後で回収し、長文2題に40分強を注ぎます。
長文は「設問先読み→該当段落を特定→周辺を精読」のプロセスを機械的に。1問に60秒以上迷ったら印を付けて先へ進む、を徹底します。標準化される試験では、皆が落とす難問を捨てる判断は損になりません。
時期別の対策プラン
夏まで(〜8月)|文法の高速回収力
文法・語法・整序を「見た瞬間に手が動く」水準へ。文法パートの回収速度が、この試験の生命線です。
秋(9〜11月)|設問逆算型の読解
設問先読み→該当箇所特定の読み方を型として練習。時間を計り、1題あたりの処理時間を記録して縮めます。
直前期(12月〜)|60分の通し演習
過去問で60分通し。ページをめくる手が止まらない状態を作り、「どこで何分使うか」の設計を本番仕様に固定します。
獨協対策に対応する英語カルテの教材
NEW READ 英文解釈/R4 NEW 超解説文法パートの回収速度
例文86本・重要構文・頻出パターン・派生語。第3・4問を15分で回収するための即答力の土台です。
速読英語 REALシリーズ(REAL → #2 → α)物量への耐性
平均137語→208語→356語。返り読みしない読み方を段階的に習慣化し、20ページ超の物量への耐性をつくります。
構文カルテ — 長文読解データベース設問逆算の練習台
長文100題+内容一致100問。設問から該当箇所を特定する練習を、短いサイクルで大量に回せます。
すべての教材は、AIで作成した後に人の目で全問検証し、延べ300箇所以上を修正したものです。修正記録は品質・監査記録で全公開しています。
まずは無料の2教材で
レベルを体感してください
「構文カルテ Vol.3 — 長文読解ラボ」(長文10題)と「速読英語 REAL」(長文16題)は全機能を無料公開。
速読の現在地を測り、返り読みしない読み方を作るところから始められます。
※配点・募集人員・志願者数は公開情報、出題分析・問題の質の評価は複数の医学部専門予備校の公開分析と当サイトの編集判断に基づきます。2027年度の一次は2月12日で、複数校の二次日程と重なります(日程戦略参照)。受験にあたっては必ず最新の募集要項・過去問をご確認ください。